開山堂・普門院

重要文化財 江戸


開山堂 開山堂

通天橋を渡って至る、別名常楽庵。もとの建物は1819(文政2)年に焼失し、1823年(同6年)、一条忠良によって再建されました。屋上に閣を持つ類例を見ない開山堂で、正面柱間八間、内部は禅式瓦敷(四半敷)、祀堂は床高で開山国師像を安置します。上層伝衣閣は正面三間、内部左右いっぱいに壇を設け、中央に阿弥陀、右に薬師、左に布袋像を祀ります。前方天井は格子天井で、この縁から見る庭園は、四辺の眺望を借景にして格別です。

普門院 普門院

開山堂の西に位置する寝殿造風の建物で、開山国師常住の方丈とつたわります。内部は三室に仕切られ、その襖絵は花鳥草花・唐人物を主題とし七十四面(重要文化財、桃山−江戸)からなる、画流各派の競作が残されています(現在は収蔵庫に収納)。

開山堂・普門院をはじめ、書院、庫裏、楼門、裏門そして鐘楼を合わせて全7棟が、国の重要文化財に指定されています。


開山堂伝衣閣より庭園楼門を望む 開山堂庭園

普門院の前庭も兼ねた池泉鑑賞式庭園。開山堂への参道を中ほどまで進めば左手に枯山水の庭が開けます。枯山水は約百坪(330平方メートル)の平庭式で市松の砂紋をつけ、鶴島、亀島を象った石組を配して蓬莢山水をあらわし、対面の池庭は築山風、池中に亀島をつくり、枯滝を設けます。
禅院式と武家書院式とを調和させた江戸中期の代表的な名園とされています。



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